2024-06-01 05:35スポーツ

18歳野田、課題も前向きに=第2戦は「不完全燃焼」―自動車SF

自動車の全日本スーパーフォーミュラ選手権第2戦決勝で走行する野田樹潤=5月19日、大分・オートポリス
自動車の全日本スーパーフォーミュラ選手権第2戦決勝で走行する野田樹潤=5月19日、大分・オートポリス

 自動車の全日本スーパーフォーミュラ選手権(SF)で初の日本人女性ドライバーとなった「Juju」こと野田樹潤(18)=TGMグランプリ=の挑戦が始まった。ともに完走したものの、開幕戦17位、第2戦は完走した中で最下位の20位と上位の背中は遠いが、着実に経験を積んでいる。
 大分・オートポリスで行われた第2戦。1回目のフリー走行でトラブルに見舞われたことが大きく響いた。海外を拠点としてきた野田は「初めて走るサーキットでデータが十分に取れなかった。自分の全部を出し切れず、不完全燃焼」と唇をかんだ。
 5月19日の決勝は周回遅れとなった。背後に迫ってくる上位マシンに道を譲らなくてはならなかったが、うまく対応できないひと幕もあった。
 時速300キロにも達するマシンを操る上で、女性は筋力面で劣るハンディを背負う。「今季はレースの順位については多くを望んでいない。私が参戦して、すぐに勝ちにいくのは現実的ではない」。史上最年少で挑む国内最高峰カテゴリー。簡単な道のりでないことは重々承知している。
 悔いの残る第2戦となったが、「課題があるということは上がある。それが分かっただけでポジティブ」と前向きな言葉を残した。6月に第3戦が行われる宮城・スポーツランドSUGOも未知のコース。一戦一戦を成長の糧にしていく。 
[時事通信社]

自動車の全日本スーパーフォーミュラ選手権第2戦のフリー走行後、笑顔で撮影に応じる野田樹潤=5月19日、大分・オートポリス
自動車の全日本スーパーフォーミュラ選手権第2戦のフリー走行後、笑顔で撮影に応じる野田樹潤=5月19日、大分・オートポリス

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