在宅の知的障害者、114万人=17万人増、過去最多―厚労省調査
厚生労働省は31日、自宅などで暮らす全国の在宅知的障害者数が2022年12月現在で114万人に達したとの推計結果を公表した。16年の前回調査から17万8000人増え、過去最多となった。同省は「幼児や児童を中心に療育手帳の取得が増えたことが要因の一つではないか」と分析している。
調査は障害者施策の基礎資料とするため、原則5年に1度実施。無作為で抽出した地区の状況を基に全国の在宅障害者数などを推計した。
年齢別では20~29歳が22万9000人で最も多く、全体の20.1%を占めた。18歳未満を合計すると28万2000人で、前回から6万8000人増えた。
一方、在宅の身体障害者数は415万9000人。人口減少などを理由に前回調査から12万8000人減少した。
[時事通信社]
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