2024-05-25 16:18

岡田、大串氏がパーティー中止=政治改革への影響回避―立民

 立憲民主党の岡田克也幹事長と大串博志選対委員長は25日、それぞれ予定していた政治資金パーティーを中止すると明らかにした。立民がパーティーを禁止する法案を衆院に提出していたことから、与野党から整合性を問う声が出ていた。
 岡田氏は27日に大阪府で開く予定だったが、青森市内で記者団に「通常の講演会に切り替え、既に振り込まれた代金を全て返済する」と表明。取りやめる理由として「政治改革法案の審議中で、微妙な時期に悪影響を与えてはいけないと考えた」と説明した。事実上の与野党対決となっている静岡県知事選の投開票が26日に控えていることにも言及した。
 大串氏は6月17日に東京で予定していたパーティーについて「後援会とも相談の上、開催しないこととした」とのコメントを発表した。 
 立民のパーティー禁止法案は施行日を2026年1月1日としている。泉健太代表は24日の記者会見で「施行までの間のパーティーを禁止するものではない。経過措置は当然必要だ」と述べ、当面の開催を容認する見解を示していた。
 岡田氏は25日、党所属議員について「これからパーティーを開くことを駄目だと言うつもりは全くない」と指摘。その上で「政治改革の決着がつくのを見極めた方がいいだろう」と述べ、自粛が望ましいとの考えをにじませた。
[時事通信社]

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