2024-05-16 22:15スポーツ

大幅入れ替え、打線奮起=6年ぶり4番の原口活躍―プロ野球・阪神

1回、適時打を放つ阪神の糸原=16日、バンテリンドーム
1回、適時打を放つ阪神の糸原=16日、バンテリンドーム

 試合前、阪神のスタメン発表で球場にどよめきが起こった。昨季優勝に貢献した大山や森下らが外れ、前日から野手が6人入れ替わった。最近3試合はいずれも2得点以下。元気がなかった打線は、岡田監督のてこ入れで息を吹き返した。
 一回1死二、三塁。不振の大山に代わり、2年ぶりの先発となった4番原口の三ゴロで先制。続く糸原は左前への適時打とし、2点を先取した。四回は一挙4得点。無死一、二塁から、3試合ぶりにスタメンマスクの梅野が適時打。小幡がバント安打でつなぐと、投手の西勇が右前打を放った。1死後に中野も2点二塁打を放ち、「良い流れに乗って打つことができた」。
 五回に2点を失うも、すぐさま原口が嫌な流れを断ち切った。六回に直球を完璧に捉え、左翼席への1号3ラン。6年ぶりの4番で4打点を挙げた。「普段通りやろうと思った。何とか1本と思っていたので、それが本塁打になってよかった」とほっとした表情で語った。
 佐藤輝が2軍に落ちるなど苦しい状況でも、底力を発揮して11安打9得点。再び首位に立った。岡田監督は「1軍にいる限りは戦力。調子がいい者を使っただけ」と事もなげに言った。 
[時事通信社]

4回、適時打を放つ阪神の西勇=16日、バンテリンドーム
4回、適時打を放つ阪神の西勇=16日、バンテリンドーム
6回、3ランを放った原口(左)を迎える阪神の岡田監督=16日、バンテリンドーム
6回、3ランを放った原口(左)を迎える阪神の岡田監督=16日、バンテリンドーム

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