2024-05-10 14:24スポーツ

ため息、そして称賛=68年ぶり五輪出場ならず―サッカー・インドネシア

大型モニターの前で試合中継を見詰めるインドネシアのサッカーファン=9日、ジャカルタ(AFP時事)
大型モニターの前で試合中継を見詰めるインドネシアのサッカーファン=9日、ジャカルタ(AFP時事)

 【ジャカルタ時事】インドネシア・サッカー男子の68年ぶりの五輪出場はならなかった。残り1枚となったパリ五輪の切符を巡って9日にフランスで行われたU23の大陸間プレーオフ。ギニアに0―1で敗れた瞬間、首都ジャカルタに設置されたモニターの前に集まったサポーターから大きなため息が漏れた。だが直後にチームの健闘をたたえる声も上がった。
 アジア・カップでオーストラリアや韓国を破るなど大躍進したインドネシアだが、あと1勝すれば五輪出場が決まる準決勝でウズベキスタンに屈し、3位決定戦でもイラクに惜敗。大陸間プレーオフでも最後のチャンスをつかめなかった。
 前半にPKで決められた1点が決勝点。ここで審判が下した判断には、「ファウルはペナルティーエリア外。PKが与えられるケースではなかった」「VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)がなぜ採用されていなかったのか」などと不満が爆発した。
 ゴールは入らなかったものの、後半にもギニアにPKが与えられた。これに抗議したインドネシアの申台龍監督にレッドカードが出されると、サポーターらがエキサイトする場面も。それでも最後は「われわれはこのチームを誇りに思う」。奮闘した代表チームをねぎらっていた。
[時事通信社]

五輪切符最後の1枚を逃し、ピッチを去るインドネシアの選手=9日、フランス・クレールフォンテーヌ(AFP時事)
五輪切符最後の1枚を逃し、ピッチを去るインドネシアの選手=9日、フランス・クレールフォンテーヌ(AFP時事)

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