2024-05-10 10:48スポーツ

井上尚、再び全階級の世界1位=2度目快挙に「返り咲けた」―ボクシング

ボクシング世界主要4団体のチャンピオンベルトを身に着ける井上尚弥=6日、東京ドーム(AFP時事)
ボクシング世界主要4団体のチャンピオンベルトを身に着ける井上尚弥=6日、東京ドーム(AFP時事)

 ボクシングの米老舗専門誌リングは9日、同誌が定める全階級を通じた世界ランキング「パウンド・フォー・パウンド(PFP)」の最新順位を発表し、スーパーバンタム級で世界主要4団体統一王者の井上尚弥(大橋)が、2年ぶり2度目の1位に浮上した。他の日本選手がPFPの1位に立った例はなく、快挙の再現となった。
 前回2位から浮上した井上尚は「1位に返り咲けた。今後のキャリアを加速させたい」とコメント。リング誌のダグラス・フィッシャー編集長は取材に「私は井上尚に投票した。彼には力強い天性の才能と技術があり、実績も伴っている」と応じ、他の1位候補より直近で消化した試合数が多いことも評価した。
 昨年12月に史上2人目となる2階級での4団体統一を果たした井上尚は、34年ぶりに東京ドームで開催された今月6日のボクシング興行で、挑戦者のルイス・ネリ(メキシコ)に6回TKO勝ち。戦績を27戦全勝(24KO)に伸ばした。
 PFPは試合結果やパフォーマンス、対戦相手の強さを含めた実績も評価の対象とされ、選ばれた記者や編集者による投票で決まる。 (時事)
[時事通信社]

最新動画

最新ニュース

写真特集