路線バスに「こども運転席」 千葉県山武市
ちばフラワーバス(千葉県山武市)は5月から、路線バス1台の客席に「こども運転席」を設置した。運行中のバス前方のカメラ映像を映すモニター画面や本物同様のハンドル、スイッチなどを備えており、誰でも無料で利用できる。体験した市内の小学2年生の男子児童は「運転手になった気分。また乗りたい」と話している。
市が受け入れた地元中学生の職場体験学習で、公共交通の利用促進策として提案されたことが導入のきっかけ。設置費用約80万円は市が負担した。
このバスは市や隣接する九十九里町を1日8~9便運行。両市町が赤字分を支援して維持している。フラワーバスの今井明彦運輸部長は「小さい子どものころからバスに興味を持ってもらいたい」と期待している。【もぎたて便】
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