豪雨被害地区で復興公園一部完成 愛媛県西予市
2018年7月の西日本豪雨で洪水による被害が発生した愛媛県西予市の野村地区でこのほど、防災機能を持つ復興公園の一部が完成した。平素は住民の憩いの場として、有事には住民の防災の拠点となる。
公園の愛称は、同地区で盛んな相撲を由来に「どすこいパーク」とした。同地区は西日本豪雨で肱川の氾濫により、浸水などの被害が発生した。公園には、地元の小学生が石を並べて作ったモニュメントがある。被害が集中した7月7日を忘れないよう「7・7」を石で刻んだ。遊具のロープクライムは、洪水で浸水した約5メートルの高さで色分けし、被害の大きさを物語っている。
災害時には、広場がヘリコプターの離着陸場となり、ベンチは座面を取り外せば、かまどになる。公園のデザインは住民がワークショップで考えた。市は今後も、肱川沿いの公園の整備を進める。【もぎたて便】
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