2024-05-08 18:48政治

「裏金」44人の出欠焦点=衆院政倫審、審査議決へ

 自民党派閥の裏金事件を巡り、立憲民主党など野党は8日、衆院政治倫理審査会の田中和徳会長(自民)に対し、安倍派と二階派の44議員を審査するよう申し立てた。自民は賛成する方針で、審査は議決される見通し。ただ、議決に強制力はなく、弁明するかどうかは各議員の判断に委ねられる。対象者からは不満の声も出ている。
 申し立てたのは立民と日本維新の会、共産党。野党筆頭幹事の寺田学氏(立民)は記者団に「自民党が反省しているか、申し立てに対する態度に表れる」と指摘し、関係議員をけん制した。政倫審は9日に幹事懇談会を開いて対応を協議する。田中氏は開催時期について記者団に「なるべく早く」と述べるにとどめた。
 44人は安倍派の萩生田光一前政調会長や衛藤征士郎元衆院副議長、二階派の二階俊博元幹事長ら。2月と3月に弁明を行った塩谷立・元総務会長や下村博文元政調会長ら6人は含めなかった。 
[時事通信社]

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