2024-05-07 20:29国際

侵攻反映「共に勝利を」=雪舞うプーチン氏就任式

 「共に勝利しよう」。7日に行われたロシアのプーチン大統領の通算5期目就任式は、ウクライナ侵攻を色濃く反映した。ロシアの戦死傷者数はソ連時代のアフガニスタン侵攻をはるかに上回っているとされ、演説では「特別軍事作戦(侵攻)の兵士に敬意を表したい」と強調した。
 5月に異例の雪が朝から舞う寒空の中、クレムリン(大統領府)の荘厳な大広間には上下両院議員ら「約2600人」(ペスコフ大統領報道官)が参集した。
 プーチン氏は憲法に手を添え、就任宣誓。ソ連時代とメロディーが同じ国歌が斉唱された。演説後、式典で定番となっているロシアオペラ「皇帝にささげた命」の曲に合わせ、祝砲がモスクワ中心部に響いた。
 国営メディアによると、就任式には「非友好国」と見なされる西側諸国の一部外交団が欠席する中、プーチン氏と親しい米俳優スティーブン・セガール氏が姿を見せた。孤立イメージの回避を図ろうと、国内では「世界中で式典が生中継された」と宣伝された。 
[時事通信社]

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