円下落、再び157円台後半=日米金利差拡大で―東京市場
1日の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=157円台後半に下落した。米国市場でインフレ再燃への懸念から長期金利が上昇し、日米金利差拡大を意識した円売り・ドル買いが優勢となったため。円相場は4月29日に34年ぶりとなる160円台まで下落した後、政府・日銀による「覆面介入」と見られる大規模な円買いを受け一時154円台まで一気に上昇したが、再び円安が進み始めた格好だ。
午後5時現在は157円87~88銭と前日比1円01銭の円安・ドル高。
米国で30日に発表された雇用関連指標が高い伸びを示し、米連邦準備制度理事会(FRB)による早期利下げ観測が一段と後退。日銀が26日の金融政策決定会合で政策金利を維持していることから、改めて低金利の円を売って高金利のドルを買う動きが出た。
[時事通信社]
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