米作家ポール・オースター氏死去=「ニューヨーク三部作」、77歳
現代米文学の旗手として1980年代以降脚光を浴びた米作家ポール・オースター氏が4月30日、ニューヨークの自宅で肺がんの合併症のため死去した。77歳。米メディアが伝えた。
東部ニュージャージー州生まれ。コロンビア大卒業後、各国を放浪した。当初は詩や評論を手掛けていたが、80年代に刊行した小説「ガラスの街」「幽霊たち」「鍵のかかった部屋」の「ニューヨーク三部作」で高い評価を獲得。虚構と現実を交錯させつつ自己存在を問う作風で人気を博した。
自身の小説を基にした映画「スモーク」(95年)の脚本を担当。「ルル・オン・ザ・ブリッジ」(98年)などでは脚本に加え監督を務め、映画界でも存在感を示した。翻訳家の柴田元幸氏の紹介により、多くの作品が日本で知られている。
[時事通信社]
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