村上、白星導く力投=緩急自在に1失点完投―プロ野球・阪神
九回に27個目のアウトを遊飛で奪うと、マウンド上で喜びをかみしめた。阪神の村上が1失点完投で2勝目。チームを3連勝に導き、「長いイニングを投げたいと思っていた。九回を投げ切れたのはよかった」と一息ついた。
一回先頭の秋山に初球の144キロを右翼席に運ばれたが、「そこからまた振り出しという感じで思っていたので影響はなかった」と動揺はなし。以降は尻上がりの内容で、与四球も1個だけと持ち味の制球力も光った。「テンポ良く、投球間隔を短くするように」と意識し、淡々とスコアボードに「0」を刻んだ。
80キロ台のスローカーブも効果的。60キロ以上の球速差で相手打者を翻弄(ほんろう)した。緩急が生きるのも直球の質が上がってきているからこそ。「真っすぐを使わないと変化球が生きない」と実感を込める。
味方の拙守絡みで崩れた今季初登板を除けば、安定感のある投球が続いている。「チームが勝てるように腕を振って投げたい」。頼もしい右腕の好投でチームは4月を白星で締め、昨季は球団記録に並ぶ月間19勝を挙げた5月に突入する。
[時事通信社]
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