2024-04-29 09:47スポーツ

日本、勝てばパリ切符=30日未明、因縁イラク戦―サッカー五輪予選

イラク戦を前に調整する山本(右から2人目)ら=28日、ドーハ
イラク戦を前に調整する山本(右から2人目)ら=28日、ドーハ

 【ドーハ時事】サッカー男子のパリ五輪アジア最終予選を兼ねたU23(23歳以下)アジア・カップで、日本は29日午後8時半(日本時間30日午前2時半)からドーハでイラクとの準決勝に臨む。今大会で3位までが五輪切符を獲得。勝てば8大会連続12度目の出場が決まる大一番で、因縁の相手と戦う。
 イラク戦と言えば1993年の「ドーハの悲劇」が有名。日本がワールドカップ初出場をあと一歩で逃した一戦で、今大会でイラクを率いるラズィ監督もピッチにいた。ただ当時、U23代表の選手はまだ生まれておらず、山本(シントトロイデン)は「ニュースなどで見たが、生では見ていない。悪いイメージはない」と言い切る。
 日本が前回予選を戦った2016年リオデジャネイロ五輪予選もドーハで行われ、出場権が懸かる準決勝で当たったのがイラク。終了間際に原川(現F東京)のゴールで競り勝ち、そのまま優勝を遂げた。
 今年初めのA代表のアジア杯では1次リーグで対戦し、1―2で敗れた。同大会に参加し、ベンチにいた細谷(柏)は「見ていて悔しい思いをした。借りを返せるチャンス。いい準備をしたい」。いろいろな意味でも、負けられない一戦となる。 
[時事通信社]

イラク戦を前に調整する藤田(左)と細谷=28日、ドーハ
イラク戦を前に調整する藤田(左)と細谷=28日、ドーハ

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