パリ五輪は短距離の「し烈」な争いを期待 カール・ルイス氏
【ロサンゼルスAFP=時事】五輪の陸上競技で通算9個の金メダルを獲得しているカール・ルイス氏は20日、パリ五輪で「し烈を極める」短距離種目の争いを期待していると述べた。≪写真は元陸上のカール・ルイス氏〈右から2人目〉≫
1984年のロサンゼルス五輪で男子100メートル、200メートル、走り幅跳び、4×100メートルリレーの4冠を達成し、1996年のアトランタ五輪で自身最後の金メダルを手にした元米国代表のルイス氏は、さまざまな国の選手が最高レベルの短距離種目に挑戦していることがうれしいと述べた。
台頭する若手選手についてルイス氏は「今は彼らの時代。私はヒューストン大学で働いていて、アスリートたちともに仕事をしている」とすると、「スプリントがよりグローバルになっているのを目の当たりにするのはうれしいし、世界中にはさらに選手たちがいる。それが高めあってると私は思っている」と続けた。
ジャマイカのウサイン・ボルト氏が2013年と15年の世界陸上で100メートルの2冠を達成してから、同種目で世界タイトルを獲得した選手が4人いると指摘したルイス氏は、「し烈を極める争いになると思う」と述べた。
昨年の第19回世界陸上ブダペスト大会ではノア・ライルズ(米国)が優勝を果たした。ルイス氏も優勝候補の一人だと推したが、難しい予想を立てるにはまだシーズンは浅すぎると続けた。
一方でルイス氏は「パリ大会は素晴らしく、信じられないものになるだろう」と期待を寄せている。
「素晴らしい国で、美しい街だ。(1924年のパリ五輪から)100周年でもあるし、とても素晴らしい五輪になるだろう」 【翻訳編集AFPBBNews】
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