2024-04-20 19:34スポーツ

勢い戻った猛虎打線=今季最多15得点で圧倒―プロ野球・阪神

中日に勝ち、写真撮影でポーズを取る阪神先発の大竹(左)と大山=20日、甲子園
中日に勝ち、写真撮影でポーズを取る阪神先発の大竹(左)と大山=20日、甲子園

 猛虎打線が勢いを取り戻した。阪神は今季初の2桁得点となる15点を中日から奪い、1分けを挟んで5連勝。岡田監督は「1週間ぐらい前がうそみたい。きょうは四球も絡んで、去年のいい時の得点パターンというか、そういう攻撃ができた」と表情を崩した。
 逆転された直後の二回だった。先頭の四球をきっかけに坂本、木浪、大竹の3連打など次々と快音が響き、一挙7点。大野をKOすると、その後も攻撃の手を緩めなかった。2試合連続の猛打賞で打線をけん引した4番大山は「クリーンアップが仕事をすれば点数が入る」とうなずいた。
 18日までは10試合連続で2得点以下と打線が停滞。それでも岡田監督はサヨナラ勝ちを収めた同日の試合後、「きょうでちょっと吹っ切れたかも分からない」と上向く予兆を感じ取っていた。前夜は大山の1号ソロなど7得点で快勝。長いトンネルを抜け、打線が一気に爆発した。
 本拠地で首位中日に連勝し、0.5ゲーム差に肉薄した。「これを続けていくことが大事。まずは目の前の試合に向け、しっかりやるだけ」と大山。苦しんでいた王者のエンジンが、ようやくかかってきた。 
[時事通信社]

7回、適時打を放つ阪神の大山=20日、甲子園
7回、適時打を放つ阪神の大山=20日、甲子園

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