2024-04-19 19:08社会

本屋大賞「成瀬」の聖地でスタンプラリー=滋賀県〔地域〕

 滋賀県は、2024年本屋大賞を受賞した宮島未奈さんの小説「成瀬は天下を取りにいく」にゆかりの場所を巡るデジタルスタンプラリーを、大津市内で実施している。県のデジタル地域通貨「ビワコ」と連携した取り組みで、6月30日まで。
 宮島さんは大津市在住。スタンプラリーは同作が本屋大賞にノミネートされたことを記念し、4月1日に開始した。主人公の中学生、成瀬あかりの自宅の最寄り駅として登場するJR膳所駅など13カ所が対象になっている。デジタル地域通貨の専用アプリ「まちのコイン」を使い、各スポットに設置されているQRコードを読み取ると、ビワコがもらえる。全13カ所を巡れば、成瀬などが描かれたクリアファイルが手に入る。
 宮島さんは18日、県公館に三日月大造知事を表敬訪問。「トロフィーを持って、滋賀へ帰ってまいりました」とあいさつすると、集まった県職員らから拍手が湧き起こった。三日月知事は「本屋大賞は書店員に選ばれる賞で、とても価値がある。映像化も期待している」とたたえた。 
[時事通信社]

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