サンマ漁獲枠、新ルール合意=今年13.5万トンに1割削減―国際会議閉幕
不漁が続くサンマの資源管理について日本や中国など9カ国・地域が話し合う北太平洋漁業委員会(NPFC)の年次会合は18日、公海上のサンマ漁獲枠に関する新たなルールを導入することで合意し、閉幕した。新ルールに基づき、2024年の漁獲枠は、既に決まっていた15万トンから13.5万トンに1割削減された。
会議は日中のほか、ロシアや韓国、台湾などが参加して15日に大阪市で開幕。これまで各国の協議で定めてきた漁獲枠を、科学的な知見に基づいて算出するルールに改めた。日本の水産庁資源管理部の福田工審議官は終了後、記者団に「今後も資源状況に応じて自動的に全体の枠が決まっていく」と説明した。
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