メカニズムや規模に違い=南海トラフ震源域内でも―気象庁
気象庁の原田智史地震津波監視課長は18日未明、豊後水道を震源とする最大震度6弱の地震について記者会見し、南海トラフ地震の想定震源域内で起きたものの、発生メカニズムが違うと説明した。地震の規模(マグニチュード=M)も6.6と推定され、同庁が南海トラフ地震との関係を調査する基準(M6.8以上)に該当しないという。該当した場合は臨時情報を発表し、専門家による評価検討会を開くことになっている。
ただ、その後も活発に地震が続いており、気象庁は注意深く監視する。豊後水道付近では2015年7月に大分県南部で最大震度5強(M5.7)の地震が起きるなど、比較的大きい地震が過去に起きている。
東海沖から九州東部沖にかけての南海トラフでは、陸側プレートの下に海側プレートが沈み込み続けており、プレート同士の境界にひずみが蓄積されている。限界に達して境界が急に滑ると、大地震と津波が発生すると考えられており、直近では1944年に昭和東南海地震、46年に昭和南海地震が起きた。これに対し、今回の地震はプレート同士の境界よりも深い、プレート内部にできた断層がずれて発生した。
原田課長は「この地震をもって南海トラフ地震の可能性が高まったとも、低まったとも言えない」と話した。
[時事通信社]
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