カタール「仲介役を再検討」=イスラエル首相をけん制か―ガザ休戦交渉
【イスタンブール時事】カタールのムハンマド首相兼外相は17日、パレスチナ自治区ガザでのイスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘休止を巡る交渉に関し、「仲介役としてのカタールの役割を再検討している」と語った。ハマスとの緊密な関係を維持するカタールに批判的だとされるイスラエルのネタニヤフ首相や米議員の一部を、けん制する意図とみられる。
ムハンマド氏は、首都ドーハでトルコのフィダン外相と会談した後に行った共同記者会見で、「人道的理由から仲介を担い、当事者の見解の隔たりを建設的に埋めようとしている」と自国の立場を説明。その上で「カタールの役割を一部の政治家が狭い政治的利害に基づき悪用している。どのように関与するか見直している」と表明した。
[時事通信社]
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