堺市母子殺害「迅速な解決を」=検察、日本大使館と協議―ブラジル
【サンパウロ時事】ブラジル連邦検察は16日、2022年8月に堺市で起きた母子殺害事件を巡り、在ブラジル日本大使館の担当者らと15日に協議したと発表した。ブラジル側が同国独特の刑事手続きなどを説明したのに対して、日本側は「日本で大きな関心を呼んでいる」として重要性を強調。事件の公正で迅速な解決に向け、双方が協力に強い意欲を示した。
同事件ではブラジルで逮捕された同国出身の夫バルボサ・アンデルソン・ロブソン被告(34)が昨年8月、殺人罪で起訴された。ブラジルは憲法で自国民の外国への身柄引き渡しを認めず、バルボサ被告は日本政府の「国外犯処罰」(代理処罰)要請に基づき、ブラジル国内で手続きが進められている。15日の協議は被告が拘束されている南部パラナ州で行われた。
[時事通信社]
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