バスケ男子・ホーバス監督「世界に衝撃を」=狙うは過去最高8強―八村起用もイメージ・五輪100日前「パリが迫る」(2)
バスケットボールの男子日本代表はパリ五輪で過去最高の8強を目指す。躍進した昨夏のワールドカップ(W杯)で国内のバスケ熱が高まる中、開催国枠以外で48年ぶりとなる大舞台へ。米国出身のトム・ホーバス監督(57)は単独インタビューに応じ、「日本は野球とサッカーが人気だが、結果を出してバスケもメインスポーツにしたい」と意気込みを語った。
代表メンバー12人を巡る争いは、Bリーグが閉幕する5月下旬以降に本格化する。注目は米プロ協会(NBA)でプレーする八村塁(レーカーズ)の動向。出場すれば現体制で初となるキーマンについて、ホーバス氏は「塁が入れば課題のリバウンドが強くなる。(レーカーズで)走るバスケもやっているし、うちの戦術にも合うと思う」。
八村は昨夏にNBAのレジェンド、レブロン・ジェームズと練習し、名門で主力へ成長。W杯不参加と引き換えに貴重な経験を積んだエース候補を「レブロンの練習や試合への準備、考え方を間近で見られるチャンスはない。今年はいい仕事をしているし、うまくなった」と評する。同じくNBAでプレーする渡辺雄太(グリズリーズ)、W杯で活躍したジョシュ・ホーキンソン(渋谷)と3人をセットで起用するイメージはできている。
司令塔コンビの富樫勇樹(千葉J)と河村勇輝(横浜BC)の充実ぶりを特に強調し、「W杯で選手たちが自信をつけたしタフになった」。富樫はチームを天皇杯全日本選手権と東アジアスーパーリーグの2冠に導き、いずれも最優秀選手に選出。河村もBリーグで得点とアシストのタイトル争いに絡む。「お互いに負けたくないから(競い合って)ステップアップしている。2人は仲が良くてサポートし合えるし心強い」と目を細める。
日本は1次リーグB組3試合のうち、初戦はW杯優勝のドイツ、第2戦は東京五輪銀メダルの開催国フランスと対する。W杯に続く番狂わせを狙うチームの合言葉は「ショック・ザ・ワールド(世界に衝撃を)」。その実現へ向け、「W杯で世界を驚かせたとは思っていない。今の選手たちならできる」と自信を持って準備を進めている。
◇ホーバス監督の略歴
トム・ホーバス 日本リーグで活躍し、NBAでもプレー。引退後の10年にWリーグのJX(現ENEOS)でコーチとなり、監督も務めた。女子日本代表を21年東京五輪銀メダルに導き、同年9月から男子日本代表監督。57歳。米国出身。
最新動画
最新ニュース
-
ラファ侵攻なら武器供与せず=米大統領
-
水原容疑者、罪認める=検察と司法取引、14日に出廷―米司法省
-
NY円、155円台後半
-
NY株、6日続伸=金融株に買い
-
トランプ氏裁判、また遅れ=ジョージア州選挙介入事件も―米
写真特集
-
【大相撲】大関・琴ノ若
-
【女子フィギュア】千葉百音
-
【野球】野球殿堂に入った名選手
-
【駅伝】第100回箱根駅伝
-
【女子フィギュア】吉田陽菜
-
【男子フィギュア】山本草太
-
【野球】日本シリーズ関西対決 阪神が38年ぶり日本一
-
【MLB】ドジャースの歴代日本選手