インフレ鈍化確信「時間かかる」=FRB議長、政策金利の当面維持を示唆
【ワシントン時事】米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は16日のパネル討論で、最近の経済指標を踏まえれば、インフレ鈍化の確信を得るには「想定しているよりも長くかかる可能性がある」と述べた。政策金利を現行の年5.25~5.50%で当面維持することも示唆した。
米国の雇用や物価関連の統計が予想よりも強いことから、市場ではFRBの利下げ観測が後退。日米の金利差が意識され、円安・ドル高の流れが続いている。
パウエル氏は2月と3月の物価統計では、インフレ鈍化があまり進んでいないことが示されたと指摘。労働市場も「依然極めて強い」と話した。
[時事通信社]
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