打順組み替え連敗ストップ=広島、三回までに8得点―プロ野球
得点力不足に苦しんでいた広島が、秋山を今季初の1番に入れるなど打順の組み替えを敢行。これが奏功し、今季最多の15安打11得点と活気づいた。
一回。これまで中軸に入っていた秋山が四球で出ると、菊池は四球、小園も安打で続いて満塁に。4番堂林が押し出し四球で先制点をもぎ取り、5番坂倉は内角球を引っ張って右前打。「後ろにつなぐ気持ちで打ちにいった結果、点につながるヒットになってよかった」。この回3点を奪った。
三回は2死走者なしから坂倉が本拠地での今季チーム1号を右中間席へ放り込むなど、長短5安打を集中。一挙5点のビッグイニングになった。
これまで相手先発を打ち崩せず、チームの先発投手になかなか白星が付かなかった。開幕から力投を続けていた床田は、3試合目でようやく今季初勝利。連敗も3で止め、新井監督は「きょうは何とか援護してやるんだという、野手の気持ちがつながった大量得点だった」。ほっと一息ついた。
[時事通信社]
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