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2024-04-16 18:17スポーツ

６２年ぶり「勧進大相撲」開催＝能登地震の被災地支援で

勧進大相撲でファンにサインをする遠藤＝１６日、東京・両国国技館
勧進大相撲でファンにサインをする遠藤＝１６日、東京・両国国技館

　元日に発生した能登半島地震の被災地復興支援を目的とした「勧進大相撲」が１６日、東京・両国国技館で行われ、北陸出身力士らが館内を盛り上げた。約７０００人が来場した。
　勧進相撲は江戸時代、寺社などの建立、修復にかかる費用を捻出するため盛んに行われたもので、１９６２年に大阪・四天王寺の復興を目的に開催されて以来、６２年ぶり。今回の運営経費は日本相撲協会が負担し、入場料などの収益を被災地に全額寄付する。
　関取衆が来場者を出迎えて交流したほか、関脇大栄翔、幕内高安らによる「のど自慢」などを実施。関取の取組に加え、音羽山親方（元横綱鶴竜）らが参加した親方衆によるＯＢ戦もあった。
　甚大な被害を受けた石川県など北陸からもファンが訪れた。同県穴水町出身の幕内遠藤は「復興には時間がかかるし、大きく変わっていないと聞いているが、皆さん前向きに元の日常に戻ろうという気持ちが伝わってきている」と述べた。　
［時事通信社］

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