円安、154円台半ば=34年ぶり安値更新
円相場は16日の東京外国為替市場で一時1ドル=154円60銭に下落し、1990年6月下旬以来、約34年ぶりの円安水準を更新した。米国の長期金利が利下げ開始のずれ込み観測から上昇しており、日米金利差を意識した円売り・ドル買いが続いた。午後5時現在は154円39~39銭と、前日比50銭の円安・ドル高。
先週10日の米消費者物価指数の発表をきっかけに米利下げ観測が大きく後退して以降、円の下落幅は16日の東京市場の安値までで2円80銭程度となった。
円安に対し、鈴木俊一財務相は16日の閣議後記者会見で「必要に応じて万全の対応をしていきたい」と改めて市場をけん制した。
政府・日銀が介入に踏み切る「防衛ライン」とみられていた152円を下回る円安の加速に「いつ介入があってもおかしくない」(銀行関係者)との指摘が聞かれた。
[時事通信社]
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