2024-04-15 19:38政治

規正法改正、16日に与党協議=自公党首「幅広い合意を」

 岸田文雄首相(自民党総裁)は15日、公明党の山口那津男代表と首相官邸で会談した。自民派閥の裏金事件を受けた政治資金規正法改正について、両党で協議に入ることを確認。今国会中の実現に向け、野党を含む「幅広い合意」に取り組む方針を申し合わせた。16日に実務者間の会合を開く。
 同法改正に関し、首相は議員本人の厳罰化▽外部監査の強化▽デジタル化による透明性向上―を論点としていることに触れ、「合意できるように協議を進めたい」と強調。ただ、自民は独自の案をまとめず、公明との協議に臨む構えだ。
 これに対し、公明は議員本人の責任を問う「連座制」導入や、政策活動費の使途公開などを盛り込んだ案を掲げている。山口氏はこれを踏まえ、記者団に「具体的な考え方を出し合って合意を進める必要がある。協議の当事者は努力してほしい」と述べた。
 首相は15日の自民役員会で、規正法改正について「各党各会派でしっかり議論していく。与党間での調整を図りつつ、成案を早急に取りまとめたい」と述べた。茂木敏充幹事長は記者会見で、政策活動費の使途公開に関し、「まずは今回の問題を踏まえた規正法改正が優先事項ではないか」と指摘した。 
[時事通信社]

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