メジャー初戦は復調示せず=松山、マスターズ38位―男子ゴルフ
【オーガスタ(米ジョージア州)時事】14日まで行われた男子ゴルフのメジャー初戦、マスターズ・トーナメントで、2021年優勝の松山英樹は38位にとどまった。10年連続の予選通過を果たした一方、優勝したスコッティー・シェフラー(米国)らとの上位争いには加われず、「優勝できなかったので、何もない」と悔しさをあらわにした。
強風のラウンドが多かった今大会は、コースのコンディションへの対応に苦戦する場面が目立った。最終日は出だしの1番で、3メートル強のバーディーパットがショートしたことで迷いが出たと明かし、「(グリーンが)速いのか遅いのか、よく分からないまま終わってしまった」。出場13度目の松山だったが、改めてオーガスタ攻略の難しさを口にした。
今季は2月の米ツアー大会で2年ぶりの優勝。首痛などに苦しんだ低迷を乗り越え、思い入れの強いマスターズに手応えを感じながら臨んだ。パトロンをうならせるショットを随所で披露したものの、練習で得た好調時の感覚を試合で再現できなかったと言い、「こういうコースでも、対応できるようにしていくのが大事」と課題を挙げた。
メジャー第2戦は5月の全米プロ選手権(ケンタッキー州ルイビル)。帯同した黒宮幹仁コーチは「この大会に向けてできる準備はやってきた。取り組んできたことは変えず、またやっていくだけ」と期待を込めた。
[時事通信社]
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