ソロモン諸島、17日に総選挙=親中政権の継続争点
【シドニー時事】太平洋の島国、ソロモン諸島で17日、議会(一院制、定数50)の総選挙が行われる。安全保障と経済の両面で中国との結び付きを強化してきたソガバレ政権の継続の是非が最大の争点。主要野党は過度な中国依存の見直しを訴えている。
2019年の前回選挙で4度目の首相に就任したソガバレ氏は、同年に台湾と断交し中国と国交を樹立。22年には中国と安全保障協定を締結した。協定の詳細は公表されておらず、西側諸国は中国の軍事拠点が置かれる可能性を懸念している。
与党OUR党を率いるソガバレ氏は「北方政策」を掲げ、「中国との絆をさらに強くしていく」と主張。安保・警察協力を推進するとともに、中国からの巨額援助をてこにインフラ整備や産業振興を図る考えだ。
これに対し、野党連合CAREの指導者マシュー・ウェール氏は「現政権は国民よりも金づるを重視している」と、中国への過剰な接近を批判。安保協定を見直し、バランスの取れた外交を目指すべきだと訴えている。
議員の任期は4年で、本来は昨年に総選挙が行われるはずだった。しかし、ソガバレ政権は昨年11~12月に主催した太平洋地域スポーツ大会を優先して投票を延期。大会の競技場建設でも中国の資金を利用した。
[時事通信社]
最新動画
最新ニュース
-
ロシア資産活用、10月までに=G7「建設的な議論」―米財務長官
-
幕開けは美しく、強く=パリの街で史上最大―五輪開会式、舞台はセーヌ川〔五輪〕
-
開会式当日のパリ〔五輪〕
-
パリの街、雨で幻想的に〔五輪〕
-
詰め込んだパリの魅力=約4時間、見事に締める〔五輪〕
写真特集
-
【パリ五輪】開会式
-
【ブレイキン】日本のブレイクダンサー〔パリ五輪〕
-
【野球】投打「二刀流」大谷翔平〔2024〕
-
【野球】プロ野球の歴代最多勝投手
-
【サッカー】U23日本代表2024〔パリ五輪〕
-
【大相撲】大関・琴ノ若
-
【女子フィギュア】千葉百音
-
【野球】野球殿堂に入った名選手