2024-04-15 08:40スポーツ

悔やまれる立ち上がり=日本、リズムつかめず終戦―ハンド女子五輪最終予選

ハンガリー戦でプレーする相沢(中央)=14日、ハンガリー・デブレツェン(EPA時事)
ハンガリー戦でプレーする相沢(中央)=14日、ハンガリー・デブレツェン(EPA時事)

 五輪出場には5点差以上での勝利が条件だった日本だが、立ち上がりで流れを失った。相手の堅い守備を崩せずに前半10分で2点リードされると、攻撃時にはGKを下げて7人で得点を狙った。
 しかし、これが裏目に。シュートやパスでミスが重なって反撃を食らい、逆に点差は広がってしまった。「負ける気はなかったが、相手に流れを持っていかれないためのゲームメークができなかった」。主将の相沢は悔しさをにじませた。
 昨年のアジア大会で韓国を破って優勝し、世界選手権では3位になったデンマークにも競り勝つなど、チームは確実にレベルアップしていた。ただ、今回の最終予選では初戦のスウェーデン戦も含め、スピードで上回りながら、個々の当たりの強さなどフィジカルの差が結果に表れた。
 これで退任する見込みの楠本監督は「コンタクト、ディフェンスの強度が全然違う」。欧州の強豪との違いを指摘しつつも、選手たちには「本当に、ここまでよくやってくれた」とねぎらいの言葉をかけた。(デブレツェン時事)
[時事通信社]

ハンガリー戦でプレーする佐々木(右)=14日、ハンガリー・デブレツェン(AFP時事)
ハンガリー戦でプレーする佐々木(右)=14日、ハンガリー・デブレツェン(AFP時事)

最新動画

最新ニュース

写真特集