2024-04-15 08:02スポーツ

大谷選手は口裏合わせ拒否=水原容疑者から依頼と米紙

パドレスとの開幕シリーズを前に、記者会見するドジャースの大谷翔平選手(右)。左は通訳だった水原一平容疑者=3月16日、ソウル
パドレスとの開幕シリーズを前に、記者会見するドジャースの大谷翔平選手(右)。左は通訳だった水原一平容疑者=3月16日、ソウル

 【ニューヨーク時事】米大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手が元通訳で銀行詐欺容疑で刑事訴追された水原一平容疑者から、借金の肩代わりをして送金したことで口裏を合わせるよう依頼されたが、断っていたと、米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)が14日までに伝えた。
 同紙によると、水原容疑者はソウルで行われた3月20日の今季開幕戦後のチームミーティングで「大谷選手がブックメーカーへの借金を肩代わりした」と説明。大谷選手は英語での説明を完全に理解できなかったため、同日深夜にホテルに戻ってから二人で話し合った。その際に同容疑者は大谷選手の口座から金を盗んでいたことを打ち明けるとともに、「ブックメーカーへの借金の肩代わりをして送金した」とするように頼んだという。大谷選手は拒否して代理人を呼んだ。その後、巨額の窃盗被害を受けたという声明を発表した。 
 連邦検察は11日に、水原容疑者が違法賭博の借金返済に充てるため、大谷選手の銀行口座から1600万ドル(約24億5000万円)以上を胴元に不正送金したとして、銀行詐欺容疑で刑事訴追。同容疑者は12日にロサンゼルスの連邦地裁に出廷した。
[時事通信社]

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