万博ラッピング電車、関西走る=阪急は70年代から未来まで体感―鉄道各社
関西の鉄道各社は13日、大阪・関西万博仕様のラッピング電車を運行し、開催1年前を盛り上げた。阪急電鉄の1日限りの特別列車は、大阪で前回万博を開いた1970年から、2025年万博が描く未来までの時代変遷を感じさせる内装で、観客参加の体験型演劇も実施。阪急の環状部分をノンストップでひと回りする特別経路を走った。
大阪梅田駅発着の「EXPO TRAIN 阪急号」は、外装には万博の公式キャラクター「ミャクミャク」をデザインした車両を使用。阪急が保管していた70年当時の電車や駅の写真、未来の阪急沿線駅を描いたポスターなども展示した。
体験型演劇では、70年代から来た人や25年の万博で描かれる未来の世界から訪れた人も乗車。乗客は物語の一部となり現在と過去、未来が交錯する空間を体感したほか、自ら楽器を奏でブラスバンドとの合奏を楽しんだ。3歳の娘と一緒に参加した大阪市の40代の男性会社員は「万博が楽しみで家族で乗ってみた。より楽しみになった」と笑顔で話した。
JR西日本は、新幹線「かがやき」「のぞみ」「さくら」の車体を、ミャクミャクでラッピング。新大阪駅など3駅で出発式を行った。東海道、山陽、九州、北陸各新幹線で来年秋まで毎日運行する予定だ。万博プロジェクト推進室の綿島崇倫課長は「全国に広がる新幹線で機運を高める」と記者団に語った。
南海電気鉄道は難波駅と特急列車「ラピート」を万博仕様でラッピング。海沿いを走るラピートにふさわしいデザインとして、青を基調とした色合いにミャクミャクをイメージしたイラストをちりばめ、海中の生命の調和を表現したという。
[時事通信社]
最新動画
最新ニュース
-
「育成就労」法案が衆院通過=外国人技能実習を廃止
-
国会議員訪台に抗議=日本に「厳正な申し入れ」―中国
-
日本の製造施設情報消える=水産物取引、中国に照会―坂本農水相
-
大谷、第1打席でバント安打=山本は五回まで1失点―米大リーグ
-
セ・リーグ公示(21日)=プロ野球
写真特集
-
【大相撲】大関・琴ノ若
-
【女子フィギュア】千葉百音
-
【野球】野球殿堂に入った名選手
-
【駅伝】第100回箱根駅伝
-
【女子フィギュア】吉田陽菜
-
【男子フィギュア】山本草太
-
【野球】日本シリーズ関西対決 阪神が38年ぶり日本一
-
【MLB】ドジャースの歴代日本選手