2024-04-12 17:53TOPICS

75歳以上、2000万人突破=総人口13年連続減―総務省

東京・渋谷の横断歩道を行き交う人波(AFP時事)
東京・渋谷の横断歩道を行き交う人波(AFP時事)

 総務省は12日、2023年10月1日現在の外国人を含む総人口が、前年比59万5000人(0.48%)減の1億2435万2000人だったと発表した。13年連続の減少。75歳以上は初めて2000万人を超え、人口減少と高齢化がさらに進んでいる様子が浮き彫りとなった。
 死亡数が出生数を上回る「自然減」は17年連続で、減少幅は83万7000人。比較可能な1950年以降で最大を更新した。入国者が出国者を上回る「社会増」は24万2000人で、2年連続で増加した。外国人の社会増は24万人。
 年齢別では、75歳以上の人口が2007万8000人。割合は16.1%を占めた。65歳以上で見ても、29.1%と最高を更新。15~64歳の生産年齢人口は59.5%で、前年を0.1ポイント上回った。15歳未満は11.4%で最低。
 都道府県別では、東京は2年連続で人口が増加。増加率は前年より0.14ポイント伸びて0.34%となった。一方で、他の46道府県は減った。減少率が前年より拡大したのは38道府県。割合が最も高かったのは秋田の1.75%だった。
 自然増減に限ると、全都道府県が2年連続で減少。転入者が転出者を上回る社会増は東京、埼玉、千葉、神奈川など22都道府県だった。前年に社会減となっていた岐阜と静岡は、社会増に転じた。 

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