「信頼回復に全力」=裏金処分、閣僚発言相次ぐ
自民党派閥の裏金事件を巡る関係議員の処分が決まったことを受け、各閣僚から5日の閣議後の記者会見で、政策課題への取り組みを通じて信頼回復に努めるとする発言が相次いだ。政治資金の透明化を進める方針も示された。
林芳正官房長官は「政治に対する不信の声を受け止め、引き続き内政・外交の諸課題に全力で取り組み、結果を出していく」と表明した。
土屋品子復興相は「岸田文雄首相が党総裁として大変重い決断をした」と評価し、「けじめをつけ、次に進んでいくことを希望する」と述べた。
河野太郎デジタル相は「処分で終わりではない」と指摘。「政治資金規正法改正が行われれば、デジタル庁として政治資金収支報告書のデジタル化に取り組む」と語った。
斎藤健経済産業相は「国民が納得してくれるかどうかだ。次期衆院選もそう遠くない。そこで判断いただく」と強調した。
一方、公明党の斉藤鉄夫国土交通相は「コメントする立場にない」と述べるにとどめた。
[時事通信社]
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