津波遡上高、4メートル=敷地内断層など「活動なし」―志賀原発
北陸電力は25日、能登半島地震で志賀原発(石川県志賀町)の敷地前面に到達した津波の遡上高(そじょうこう)は約4メートルだったと発表した。同原発の敷地高さが海抜11メートルあることから、同社は「影響はない」としている。
敷地付近の波高計データなどから約3メートルの水位上昇があったと1月に公表していた。その後の解析や海沿いの漂着物調査などから、遡上高を4メートルと判断した。
また、盛り土などに小規模なものを含め計約80カ所の段差やひび割れが確認されたが、岩盤に影響するものはなかったと説明。敷地内の断層や、敷地の東約1キロにある活断層「福浦断層」(長さ約3.2キロ)についても、地震に伴って活動した痕跡はなかったとした。
[時事通信社]
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