余命「1年」エリクソン氏 慈善試合でリバプール率い夢かなえる
【リバプールAFP=時事】サッカー元イングランド代表指揮官のスベン・ゴラン・エリクソン氏(76)は23日、アンフィールドでの慈善試合でリバプールのレジェンドチームを率い、長年の夢をかなえた。≪写真は、サッカー慈善試合、リバプール・レジェンズ対アヤックス・レジェンズ。試合後、歓声に応えるリバプール・レジェンズのスベン・ゴラン・エリクソン監督≫
イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティ、イタリア・セリエAのラツィオなどを率いた経験を持つエリクソン氏は今年1月、自身がすい臓がんを患っており、余命は「長くて1年」だと明かしていた。その際、生涯にわたるリバプールへの愛と、いつかはリバプールの監督になりたいと常に願っていたことを話していた。
そしてこの日、エリクソン氏はその夢を現実のものにし、チームは4-2でアヤックスのレジェンドチームから勝利を挙げた。
試合後にエリクソン氏は、キックオフを前に観客からスタンディングオベーションを受け、クラブのアンセムである「You'll Never Walk Alone」が歌われる中でピッチに向かう際には涙を流したと語った。
「人生の大きな思い出になるだろう。リバプールのベンチに座るのは、生涯の夢だった。今それが実現した。あらゆる意味で美しい日だった」
前半は0-2とリードを許したリバプールだったが、後半にグレゴリー・ビニャル、ジブリル・シセ、ナビル・エル・ザハル、そしてフェルナンド・トーレスが得点を挙げて逆転した。
リバプールの主将は、エリクソン氏が率いたイングランド代表でもプレーしたスティーブン・ジェラードが務めた。エリクソン氏は「(ジェラードが)ピッチ上ではボスだ。やっぱり彼はまだ持ってるね!」と振り返った。【翻訳編集AFPBBNews】
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