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2024-03-19 15:53スポーツ

広島、打線は若手台頭に期待＝西武、先発陣の厚み増す―プロ野球・１２球団戦力分析（２）

プロ野球戦力分析・広島
プロ野球戦力分析・広島

　【広島】打線は西川が抜けて迫力不足が否めず、若手の台頭が不可欠だ。４番の座は流動的で、坂倉と小園を中軸で固定できれば面白い。秋山、松山らベテランの仕上がりは順調だ。
　一発のある末包がけがで出遅れた分、成長著しい高卒３年目の田村や新外国人のレイノルズらの長打にも期待が懸かる。チームに根付いた機動力を生かせるかもポイントになる。
　昨季２位のチームを支えた先発陣は健在。開幕投手の九里に床田、森下が続き、昨秋に右肘を手術した大瀬良も間に合った。ローテーションの残りの枠を目指し、黒原やアドゥワら若手がしのぎを削る。救援の島内、矢崎には昨季同様の活躍が求められる。抑えに返り咲いた栗林は、シーズンを通して安定感を発揮できるか。
　【西武】「投高打低」は昨季と同じ。先発陣はさらに厚みが増した。高橋、今井ら右の本格派に加え、左も充実。新人の武内はローテーションに入りそうで、昨季９勝の３年目、隅田の状態もいい。救援では増田、平井らベテランの存在が心強い。新加入の甲斐野、４年目の水上ら駒はそろっている。
　昨季総得点がリーグ最少の打線が、どこまで改善できるか。西川、若林ら若手が出塁し、新外国人を据える中軸で得点するのが理想。右のアギラーは実戦で結果を残しているが、左のコルデロは変化球の対応に苦戦し、守備も不安。コルデロの使い方次第で、主力の外崎や源田の適切な打順が決まってくる。
　４０歳の中村剛と栗山は適度に休養が必要。２人の新外国人の仕上がりが得点力を左右するだろう。　

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