依存症への正しい理解呼び掛け=ガガガSPのライブも―厚労省が都内でイベント
厚生労働省は7日、東京都内で「依存症の理解を深めるためのトーク&音楽ライブイベント」を開催した。依存症啓発サポーターを務めるお笑いコンビ「チュートリアル」の福田充徳さんのほか、神戸を拠点に活動するバンド「ガガガSP」などが出演。ゲストの実体験を交えたトークセッションや、ガガガSPのスペシャルライブを通じて、アルコールや薬物、ギャンブルといった依存症に対する正しい理解を呼び掛けた。
ガガガSPのボーカル・コザック前田さんは、ライブや作曲へのプレッシャーからアルコールと睡眠薬の依存症となり、音楽活動を中断して入院したエピソードを紹介。現在も自助グループに通うなど治療を続けているといい、「同じ悩みを持っている人と話ができたのが大きかった」と語った。
スペシャルライブでは、代表曲「晩秋」や「線香花火」を披露。自身の経験を踏まえ「本当の自分を受け入れる時間が必要ではないか」と当事者にメッセージを伝えた。
精神科医の松本俊彦さんは依存症に関する講義で、意思が弱い人や道徳心のない人が依存症になるとの誤解があるが、誰でもなる可能性があると強調。「物質への依存だけでなく、人とのつながりも無視できない」と指摘した。
イベントには約170人が参加した。
[時事通信社]
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