初の1000万円台に=資金流入期待、過熱感も―ビットコイン急騰
代表的な暗号資産(仮想通貨)ビットコインが5日、国内の主要な暗号資産交換業者で、初めて1単位当たり1000万円台に乗せた。米金融当局が1月、ビットコイン現物を裏付けとする上場投資信託(ETF)の取引を承認したため新たな投資家が参入、相場上昇につながっている。投資資金の有力な受け皿として期待が高まる一方、過熱感を指摘する向きもある。
この日は午前中に、一時1030万円台まで値上がりした。
ETFは特定の資産や指標に価格が連動するよう組成された金融商品。株式と同様に証券口座で売買する。ビットコイン現物ETFは信用のある米大手資産運用会社などが手掛け、投資に慎重だった米国の中高年投資家が新たに購入しているとされる。楽天ウォレットの松田康生シニアアナリストは「上昇の勢いは続きそうだ」とみている。
直近では、節目の800万円を突破した2月26日以降に「活況な取引に誘われた買い」(金融アナリスト)が入り、上昇ペースを速めている。
ただ、暗号資産は値動きが荒く、過去の急落局面では投資家が多額の損失を被る例も相次いだ。詐欺的な投資勧誘も少なくない。交換業者は「取引相手は金融庁登録業者か確認した上で、余裕資金での運用を心掛けてほしい」(ビットバンクの長谷川友哉マーケット・アナリスト)と呼び掛けている。
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