主砲村上、心配なし=痛烈なオープン戦1号―プロ野球・ヤクルト
順調な調整ぶりを示す一発となった。ヤクルトの4番村上が一回にオープン戦1号2ラン。これでオープン戦は出場3試合でいずれも安打を放ち、「しっかりとした打席を送れているので、開幕へしっかり準備したい」と明るい表情で語った。
1ボールから中日の小笠原の内角直球を完璧に捉え、右中間席に運んだ。打った瞬間、本塁打と分かる当たり。「良い角度で上がってくれた」と振り返った。小笠原は開幕カードで対戦する可能性があり、「いいイメージを持っていければ」。
キャンプ序盤に左臀部(でんぶ)の張りを訴え、2月中旬まで別メニュー調整だった。6、7日に欧州代表との強化試合に臨む日本代表「侍ジャパン」にも選ばれているが、心配はなさそうだ。高津監督は「体調を崩すこともあったが、順調にきている」と安心した様子だった。
2022年の三冠王。昨年は数字を落としており、今季に懸ける思いは強い。この日は大野の甘い直球を打ち損じて凡退する打席もあり、「内容をもっと詰めていきたい」。主砲として反省も忘れなかった。
[時事通信社]
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