ハードル高く、突破者ゼロ=世界との差、依然大きく―男子マラソン
パリ五輪の男子マラソン代表選考が終わった。MGCの上位2人が代表入りし、その後のレースの記録で残り1人を決める流れは東京五輪を踏襲。前回は大迫が当時の日本記録を塗り替え最後の切符をつかんだが、好タイムを狙って出す難しさを感じさせた。
代表入りの条件となる設定記録の2時間5分50秒は、昨年の東京マラソンで山下一貴(三菱重工)が出した日本歴代3位のタイムより1秒速く、ハードルが高かった。指定の3レースで突破者は現れず、日本陸連の瀬古利彦ロードランニングコミッションリーダーは「五輪を狙う選手は力が入って空回りというか…」と悩ましげだった。
代表選考に一発勝負のMGCと記録向上を促すMGCファイナルチャレンジが導入されたことで、高岡寿成シニアディレクターは「マラソン界の底上げができている」と意義を語る。一方、世界に目を向ければ2時間切りが目前に迫る勢いで、この日も先頭集団は序盤から日本人の集団を引き離した。世界上位との差を改めて痛感させられる中、五輪本番までに残された時間は多くない。
[時事通信社]
最新動画
最新ニュース
-
詰め込んだパリの魅力=約4時間、見事に締める〔五輪〕
-
G20、3会合ぶり共同声明=為替合意を再確認―財務相会議閉幕
-
タヒチでも開会セレモニー=サーフィン競技開催地〔五輪〕
-
国旗まとい、開幕祝福=「フランス!」連呼、歓声も―100年ぶり五輪に・パリ市内〔五輪〕
-
ウクライナ、明るく行進=歓声に笑顔、自撮りも―パリ五輪開会式〔五輪〕
写真特集
-
【パリ五輪】開会式
-
【ブレイキン】日本のブレイクダンサー〔パリ五輪〕
-
【野球】投打「二刀流」大谷翔平〔2024〕
-
【野球】プロ野球の歴代最多勝投手
-
【サッカー】U23日本代表2024〔パリ五輪〕
-
【大相撲】大関・琴ノ若
-
【女子フィギュア】千葉百音
-
【野球】野球殿堂に入った名選手