水素燃料電池のクレーン稼働へ=世界初、米LA港で実証―三井E&S
【ニューヨーク時事】港湾設備などを手掛ける三井E&Sと米子会社のパセコは、米カリフォルニア州のロサンゼルス港で水素燃料電池を搭載したクレーンの実証を近く始める。ディーゼルの代わりに水素を用いることで、稼働に伴う温室効果ガス排出量をゼロにする。世界初の取り組みといい、将来的に国内外での普及を目指す。
港でコンテナを整理するために使われる門型のクレーンが対象。水素と空気中の酸素を反応させて発電し、動力源にする。大分市の工場で製造した1台をロサンゼルス港に搬入済みで、今後4年間の実証を通じて港湾関係者らにアピールする。
[時事通信社]
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