2024-03-02 18:30スポーツ

町田、歓喜の初勝利=得意の形から決勝点―Jリーグ

前半、指示を出す町田の黒田監督=2日、豊田スタジアム
前半、指示を出す町田の黒田監督=2日、豊田スタジアム

 試合終了のホイッスルが鳴ると、敵地にもかかわらず、アウェーの応援席は大きな歓声に包まれた。J2王者として初めてJ1に挑む町田が、昨季6位の名古屋を破り、初勝利。選手たちは抱き合いながら喜びを分かち合った。
 数少ない好機をつかみ、激しい守りで相手に決定機をつくらせなかった。前半21分の得点は、黒田監督が青森山田高時代から取り入れていたロングスローが起点。鈴木が自らのスローインのこぼれ球を拾ってクロスを入れると、昨季8得点の藤尾が頭で決めた。
 得意の形で決めて、鈴木は「ロングスローは脅威になったと思う。一つアシストができてよかった」。藤尾も「練習通りの形。イメージ通りに来たので、うまくゴールにつなげられてよかった」と胸を張った。
 開幕戦は前半のゴールを守り切れずに引き分けたが、この日は1点を守り切った。黒田監督は「町田の新しい歴史へ歩みを進めることができてうれしい」と誇った。次節は鹿島戦。今度はホーム初勝利に向けて監督は、「1勝して満足するのではなく、これからも上位のチームに突き放されることがないよう、準備をしていく」と切り替えた。 
[時事通信社]

名古屋を破り、J1初勝利を挙げた町田イレブン=2日、豊田スタジアム
名古屋を破り、J1初勝利を挙げた町田イレブン=2日、豊田スタジアム

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