2024-03-01 22:48スポーツ

乱戦制して2年ぶり白星=ジャーメインが立役者―Jリーグ・磐田

後半、PKで自身4点目となる勝ち越しゴールを決めた磐田のジャーメイン(左から2人目)=1日、U等々力
後半、PKで自身4点目となる勝ち越しゴールを決めた磐田のジャーメイン(左から2人目)=1日、U等々力

 2年ぶりにJ1を戦う磐田が、激戦の末に初白星をつかんだ。「勝利の味は、厳しいものを乗り越えてこそ。最高の気持ち」。古巣との対戦でもあったベテランGK川島はそう実感を込めた。
 敵地で川崎から前半30分までに3点を先取。しかし、眠っていた強敵を起こしてしまう。圧力を受けてミスが増え、後半の早い時間帯に同点に。なお劣勢の中、奮闘したのがジャーメインだ。
 前線で再三、起点をつくった。同30分すぎ、縦パスに抜け出してゴール前へ。GKに倒されて得たPKを決めた。再び追い付かれた後のロスタイムには、FKからこぼれ球を押し込んだ。VARによって直前のプレーで相手にハンドの反則があったとして、得点は認められず、またPKに。
 「外してもそんなにたたかれないかな」。難なく決勝ゴールをたたき込んだ。背番号にちなみ今季11得点を目標に掲げるストライカーは、4ゴールに「サッカー人生でなかなかない」と笑った。
 指揮官としてJ1初勝利となった横内監督は「4失点して勝てるゲームはこの世界、そう多くない」と早速、気を引き締めた。「1回の爆発にならないように継続したい」とはジャーメイン。この1勝で軌道に乗れるか。
[時事通信社]

川崎に競り勝ち、サポーターと喜ぶ磐田の選手ら=1日、U等々力
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