2024-03-01 19:24社会

冬は過去2番目の高温=東北など最高、全国的少雪―気象庁

 気象庁は1日、日本の冬(昨年12月~今年2月)の平均気温が1898年の統計開始以来、2番目に高かったと発表した。都市化の影響が小さい全国15地点の観測値が、平年(2020年までの30年間平均)を1.27度上回った。冬型の気圧配置が長続きせず、寒気の流入が弱かったのが要因。季節ごとの平均気温は昨年春、夏、秋と3季連続で過去最高となっていた。
 地域別の冬の平均気温は北日本(北海道と東北)が平年を1.1度、東日本が1.6度、西日本が1.5度、沖縄・奄美地方が1.0度上回った。内訳では、東北が平年を1.7度上回って過去最高を更新。九州南部や奄美もそれぞれ過去最高に並んだ。
 2月の平均気温も新記録が続出した。東北と東海、四国、九州南部、奄美が過去最高を更新し、九州北部が最高記録に並んだ。
 冬の降水量は北日本が平年比106%、東日本が109%、西日本が117%と多めだったが、沖縄・奄美地方は86%で少なかった。降雪量は全国的に少なく、北日本が同82%、東日本が53%、西日本が36%にとどまった。 
[時事通信社]

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