2024-03-01 07:16

ムウィニ・タンザニア元大統領死去=経済自由化を推進、98歳

 アリ・ハッサン・ムウィニ氏(タンザニア元大統領)AFP通信などが大統領府の発表として伝えたところでは、29日死去、98歳。最大都市ダルエスサラームの病院で肺がんの治療を受けていた。
 1925年、旧英領タンガニーカ(現タンザニア)生まれ。イスラム教を学ぶためザンジバル(同)に移り、教職に就いた。英国から独立したタンガニーカとザンジバルが64年に統合してできたタンザニアで政治家となり、「建国の父」ニエレレ初代大統領の下で内相や副大統領などを歴任した。
 ニエレレ氏から後継指名を受け、85年に第2代大統領に就任。同氏の社会主義政策を見直し、経済の自由化を進める一方、汚職がはびこり批判を浴びた。2期10年務め、95年に退任した。 
[時事通信社]

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