2024-02-28 23:11スポーツ

DFが貴重な先制点=ムードメーカー高橋が殊勲―サッカー女子五輪予選

北朝鮮戦の前半、先制ゴールを決め、喜ぶ高橋(右から2人目)=28日、東京・国立競技場
北朝鮮戦の前半、先制ゴールを決め、喜ぶ高橋(右から2人目)=28日、東京・国立競技場

 日本の貴重な先制点は、前半26分にセットプレーから生まれた。FKの流れで、最後にこぼれ球を押し込んだのはDF高橋だった。「いい所にこぼれてきた」。田中美のヘディングシュートがバーに当たると素早く反応し、相手の後ろから走り込んで左足で決めた。
 昨年のW杯から改善を図ってきたセットプレーが、五輪出場を懸けた大事な舞台でようやく実った。本職の守備でも体の強さを生かして奮闘。終盤に失点をしたものの、「苦しい時間帯が続いたし、失点も私のミス。みんなのおかげで勝てた」と仲間に感謝した。
 チームのムードメーカーでもある。第2戦に向けた選手ミーティングでは、輪になって手をつないだ全員に「手に力を入れて。これがチーム力」と結束を呼び掛けたという。左手首のテーピングには、大けがで五輪出場が絶望的となった猶本の名前をこの日も記入して、ピッチで共に戦った。
[時事通信社]

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