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2024-02-28 20:46国際

ガザ情勢、激戦州で足かせに＝バイデン氏に重い「抗議票」―米大統領選

　【ワシントン時事】米中西部ミシガン州で２７日、１１月の大統領選に向けた民主、共和両党の予備選が行われた。民主党ではバイデン大統領（８１）が勝利したが、白票に当たる「支持者なし」の票が一定数を占めた。同州に多いアラブ系有権者らによるバイデン氏の対イスラエル軍事支援への抗議票とみられ、パレスチナ自治区ガザ情勢が再選の深刻な足かせであることが浮き彫りになった。
　ミシガンは２０１６年大統領選でトランプ前大統領（７７）が勝利し、２０年にバイデン氏が僅差で奪還した激戦州。今年も最重要州の一つに数えられ、取りこぼしは命取りとなりかねない。バイデン氏は声明で「民主主義を守るために全員が団結する必要がある」と述べ、本選での結束を支持層に呼び掛けた。
　イスラム組織ハマスとイスラエルの衝突に伴い、ガザで民間人の犠牲が増え、親パレスチナ派の間でバイデン氏への批判の声が高まった。同州のアラブ系コミュニティーでは、抗議のため「支持者なし」を投じるよう呼び掛ける運動が拡大。パレスチナ側に同情的な若年層や左派に浸透したもようだ。　
［時事通信社］

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