2024-02-25 11:11スポーツ

実力示した五十嵐=2度目の五輪出場権獲得―サーフィンWG

 せり上がる波の頂点でダイナミックなターンを繰り出し、力の差を示した。五十嵐は4選手で争った組をトップで通過。暫定的に手にしていたパリ五輪の出場権も確定し、「体の調子が良く、けがもない。一つ一つの目標をゲットできていることはすごくうれしい」。プエルトリコの強い日差しを浴び、穏やかな笑みを浮かべた。
 世界各地で開催される最高峰のチャンピオンシップ・ツアーを主戦場とし、今大会の3日前までハワイでの試合に出場。慌ただしく初戦を迎えた。「集中するのが難しかった」と明かしたものの、海では普段通りの切れのあるライディングを披露。20分間の試合終盤、「チューブ」と呼ばれるトンネル状の波からするりと抜け出すと、海岸の観客が大きく沸いた。
 サーフィンが初めて五輪で実施された東京大会で銀メダルを獲得。自信を得た一方、あと一歩届かなかった頂点への思いも強くなったと口にする。「プレッシャーも感じ始めているが、五輪に近づいているのは楽しみ」。2度目の大舞台へ思いを巡らせた。(アレシボ時事)
[時事通信社]

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