不振のバイエルン、トゥヘル監督が今季限りで退任へ
【ミュンヘンAFP=時事】サッカードイツ・ブンデスリーガ1部のバイエルン・ミュンヘンは21日、トーマス・トゥヘル監督が今季限りで退任すると発表した。≪写真はラツィオとの欧州チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦第1戦を翌日に控え、会見に臨むバイエルン・ミュンヘンのトーマス・トゥヘル監督≫
バイエルンのヤンクリスチャン・ドレーゼン最高経営責任者(CEO)は、トゥヘル監督と協議した結果、「双方の合意」で契約を打ち切ることに決めたと明かした。
2025年までの契約を結んでいたトゥヘル監督は「それまでは最大限の成功を目指し、コーチングスタッフと共に全力を尽くす」とコメントした。
昨季途中に就任したトゥヘル監督はチームをリーグ11連覇に導いたが、今シーズンは苦戦を強いられていた。オフにはFWハリー・ケインが新加入し、12連覇を有力視されていた中で、直近は首位バイヤー・レバークーゼンに0-3で完敗するなど公式戦3連敗。
ドイツカップでは、3部ザールブリュッケンの前にまさかの敗退を喫し、欧州チャンピオンズリーグでは、ラツィオ(イタリア)との決勝トーナメント1回戦第1戦を落としていた。
また、フロントと補強の方針をめぐり対立したことや、一部で報じられているヨシュア・キミッヒら主力選手との不和もマイナスに働いた。
後任をめぐっては、レバークーゼンで快進撃を見せるシャビ・アロンソ監督の名前が挙がっている。現役時代にバイエルンでプレーしたアロンソ監督は、スペイン1部リーグのレアル・マドリードやイングランド・プレミアリーグのリバプールの次期監督としてもうわさされている。
今季限りでのリバプール退団を発表したユルゲン・クロップ監督の招へいに動く可能性もあるが、クロップ監督は1年のオフを取る意向を示している。【翻訳編集AFPBBNews】
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